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ママと普通に働く人とは「時間」の考え方がそもそも違う。
働き方改革や女性活躍推進が叫ばれるようになってきましたが、なんとなく違和感があるなあ・・・と思っていて最近気が付いたことがあります。
それは、ママと普通に働く人とは「時間」の考え方がそもそも違う。ということです。
子どもが生まれるまで普通に働いているときは、「仕事ありき」。
仕事のボリュームを考えて「今日はそんなに忙しくないから早く帰れそう」「今日はちょっと仕事量も多いから残業かな」「今日はプライベートの予定があるから、明日残業しよう」
そんな方が多いのではないでしょうか?
私も実際そうでした。
ママになるとそれが一変。
お迎えに家事に・・・とやることが満載になるから、自分のことだけ考えて行動ができなくなる。
会社に行く前と帰りは常に分刻み。
特に娘が通っていた保育園などは、18時を過ぎると10分毎に1000円の延長料金がかかる仕組みで、上限は19時まで。
1時間残業しようものなら6000円かかる、というわけです(残業代でもらえるお金よりはるかに高いですよね、きっと)。
それを考えると独身時代なら「あと30分くらいならやっちゃおうかな」ってしてたこともできなくなってくる。
そして帰ってからもこれまた闘い。
寄り道したがる子どもをなだめながら家に帰り、(時には買い物にも行き「お菓子がほしい」という子どもをなだめながら買い物し)、ご飯を作って、食べて、片づけて、明日の準備をして、洗濯物も畳んで、家も片づけて、お風呂入って、子ども寝かしつけて・・・。
ちょっと残業しただけで、この後の予定も全て狂ってくる。
となると、働ける時間のリミットがおのずと決まる。
つまり。
これまでは「働く時間」だけを意識していたのが「24時間をどう使うか」に。
その24時間で仕事につかえる時間は限られるわけで、「(忙しくても)就業時間内で今日やるべきことをどう終わらせるか」と考えがシフトするわけです。
フリーランスになると、「時間内にやるべきことを終わらせる」という考えがさらに重要になる
そして。
フリーランスになると、この「時間内にやるべきことを終わらせる」という考え方がさらに重要になってきます。
なぜなら。案件によって報酬が決まっているフリーランスは、働く時間がそのまま時給に直結するから。
フリーランスだとスケジュールさえ許せば、納得いくまでいくらでも時間をかけることはできる。でもその分報酬÷時間で、自分の時給はどんどん下がっていく・・・。
だからこそ「時間の使い方」を常に考えているママたちって、実はフリーランスとても向いているんじゃないかな?とも思ってます。
「働き方改革」は働く人がただ「就業時間」を意識するだけで変わるんじゃないか?
「働き方改革」という言葉が頻繁に出てくるようになって、いろんな取り組みをしているところがあります。
それ自体はとても喜ばしいことなのですが、なんとなく違和感があるものも正直多いです。
たとえばママの大変さを理解してくれれば・・・という声も多いですが、正直当事者とならない限り、それは難しいんじゃないかな?と私は思ってます。
(逆に男性の大変さとかもよくわからないですしね)
あとは「残業するな」という規制。
これも「残業するなって言われても、残業しなければ回らないくらいの仕事が来てるんだよ・・」っていう不満の声が次々とあがりそうですよね。
(実際私も子どもが生まれるまではそうでした)
それよりも。
ただ「就業時間内で働く」ということを働く人、特に上層部の方々が意識するだけで変わるんじゃないかな?と。
そもそも就業時間が定められている時点で、残業ありきで考えること自体がおかしいですし。
(残業しないと終わらないなら、その仕事の割り当て自体がおかしい)
なんなら保育園みたいに、残業を要請した上司が10分1000円の延長料を支払っていく仕組みでもいいのかも(笑)
就業時間内にみんな終わるのであれば「お先に失礼します」というあの罪悪感みたいのもなくなる。
「就業時間内に終わらせる」ということを意識したら、終業時刻直前に話しかけることや夕方から会議を設定、なんてこともなくなる。
多分会議も最低限の回数になる。
パパもお迎えに行けるようになるから、ママにも余裕がでる。
独身の人は夕方以降を趣味の時間にあてることができるようにもなる。
ちょっと考えただけでもこんなにメリットが。
就業時間を意識するだけで「働き方改革」実現するんじゃない?とも思えてしまうわけです。
とはいえ、その「意識するようにする」ことが難しいことも重々承知しています。
時間を意識するためにはやっぱり当事者意識が必要で、それをどう持っていくか・・・が課題なのかな?と。
(働きたいときにパパに説明するときも、きっと一緒ですね)
在宅ワークの導入も
時間内でできることを常に考えるママたちにとって、在宅ワークができるということはありがたいことに間違いありません。
たとえば通勤時間に往復2時間かかっていたとしたら、2時間分仕事にあてることができる(外出準備の時間も考えたらあと+30分くらい?)
また子どもが急に発熱で・・という緊急事態に、「有休足りてるかな」「今日できなかった仕事、明日からで挽回できるかな・・・」「病児保育頼めるかな」と考えてしまうところ、在宅ワークに切り替えができるのであればちょっとした調整だけですむという安心感もあるはず。
実際、我が家では今娘が学級閉鎖になり家にいますが、隙間時間でいろいろ仕事ができています。
外出の予定については変更させていただき迷惑をおかけしてはしまいましたが、常に在宅ワークをしているおかげで業務自体は滞ることがほとんどありません。
とはいえまだまだ「在宅ワーク興味あるけれど、まず何からすればいいの?」と言われることが多いのも現実。
「私たちはこんな感じでやってます!」というリアルな情報を、こちらのサイトで発信もさせていただいておりますが。
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講師は、このサイトでもいろんなお役立ち情報を発信してくれている、在宅ワークのカリスマ・佐多愛美さん。
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