暗黒面に勝手に堕ちる

これからしばらく、ダークサイド気味な内容が続きます。
私自身“出来ない自分”“カッコ悪い自分”と向き合ったことで、めちゃくちゃしんどくて、先月はお休みさせていただいた次第です(ごめんなさい)
出来るだけ冷静に振り返って分析し、いつか誰かの何かの役に立てる(勇気づけられる?)記事になればうれしいです。

そのインタビューは誰のため?

このお話をいただいた時、私も個人で仕事している一人として誰かの言葉で自分のことを書いてもらえたことが、当時とてもありがたく感じたのを思い出しました。
自分では分からない自分のこと。
客観視して、他人の目から見た自分の一面を見ることが出来てとても新鮮だった。
純粋に「ありがとうございます!」って。

私もその方の新たな引き出しの一つになりうるような、キラリと光るものが見つけたい、、今後の活動にプラスになるようなインタビューが出来たらいいなと意気込んでいました。

ブランディングが存在する

インタビュー記事はまずご本人に内容を確認していただきます。
ある時、「今後の仕事に関わってきますので」としっかりきめ細かく修正を依頼されたことがありました。
インタビューを受けるということを、ご自身のブランディングとして捉えられているのだなというプロ意識を感じた一方で、

・話した言葉をそのまま文章にするとキツイ表現になってしまっているため、表現を変えてほしい
・話の内容を少し盛り上げて書いた部分に対しては「こういうお話はしていません」
・言い切ることはしたくない などなど。

インタビューで伺った内容とは違うことを書くことになり、「あれ?」と疑問が浮かびました。
ご本人のご意向に沿うよう細かく修正を行ったところ、私が書いたものと比べ、すーっと読みやすくなりました。
しかし、ものすごく盛り上がった話も、ちょっと突っ込んだ部分も、形を変えてしまい、凹凸のないものに感じられました。(当社比です、あくまでも。)
それでもご本人が今後の仕事にもつながると、この記事を大事に考えていらっしゃるのであれば、その希望には応えたい。
でも正直「もう私が伝えたかったことは書かれていない。」という寂しさがありました。

私の想いは存在しない

ご本人と何度かやりとりをしてようやくOKをいただき、いよいよクライアントさんに提出。2~3日後にチェックされたものが送られてくるのですが、唯一“ちょっとここは面白くかけたかな?”と思っていた部分はクライアントさんの意向で修正することに。
面白い方向で、って言うたやん・・・と心の中では思ったものの、あくまで私の面白いと先方の面白いが一致していなければ意味がないんですよね。
ここで、私が感じていた「面白くしたい」という想いはとりあえず封印することを決めました。
先方の望むものが見えてくるまで、仕込むことはやめておこう。(関西人的?)
このやりとりだけでも時間を取らせてしまうことは得策ではない。
今後、「こういう風にしてほしい」という要望をいただくことがあれば、その時にはやってみよう、と。
早々に、オフェンスからディフェンスにあっさり鞍替え。
ここでごちゃごちゃ言うてる時点でプロ失格ですよね。
まだまだ私にプロ意識が足りないんだろうな、って感じました。
自分の言葉を書きたい!なんて、調子に乗ってました。。。
ここで求められているのは、クライアントさんの媒体に載せる内容にふさわしい記事を書くということ。

ゴールを見失う

インタビューを受けて下さる方にもブランディングがあって、意向がある。この記事で今後に良くも悪くも影響があるかもしれない。

先方の担当の方からは、企業活動としてあえて踏み込まなくても「あくまでさらっと」でよいというお言葉があり。

当初抱いていた私の想いの部分が、実は双方にとって不要なのだ・・・と思い知ったのです。
どこをゴールにしてお話を聞くのか、記事を書くのか、すっかり分からなくなってしまいました。(切り替え下手)

それからというもの、「何かを見つけよう」という姿勢から「聞き漏らすまい」「聞いていないことは書かない」「女性向けに言い切りは避ける」という姿勢になり、言えばテープ起こしのようなことしか書けなくなっていったのが、自分でも分かりました。
どちらにもよいように書けば、正直おもしろくないな…って自分でも感じていましたが、「あくまでさらっと」と「私はこんなことは言っていません」という言葉が縛りになっていきました。

こうしているうちに、自分の本業のブログやFBなどの発信がどんどん出来なくなっていきました。

一方では自分の言葉で自分発信をしながら、もう一方では自分の言葉を出さないという相反することが出来ず、自分ではちゃんと切り離してやれるかなと思っていましたが、そんなに器用ではなかったみたいです。

ただ、私の考えが甘くて、力が足りなかったというだけのことです。
一人で勝手にどんどん思いこんで、誰にも相談出来なくて情けない話。

私の周りでは、夢を叶えてすごいね!と声をいただくことがあるのですが、現実はこんなに厳しい。
一筋縄ではいかない新人ライター奮闘記、次は大事件が起こります。
書けるかな・・・